大阪は日本各地や海外から多くの直行便があり、国内外から観光客が押し寄せます。近畿地方の経済の中心地として栄え、常に新しい観光スポットが誕生する、見どころがたくさんのエリアです！
この記事では、厳選した大阪の観光スポットを20か所ご紹介していきます。
大阪の基本情報
・気候：大阪は都市部のため、温暖化やヒートアイランド現象の影響を受け、夏は35℃以上の厳しい暑さに見舞われることもざらになっています。夏に訪れる際は暑さ対策を十分に行いましょう。ただし台風の影響は東京などに比べると少なく、大阪の人の中には災害に強い印象を持っている人もいるようです。
・市内の交通情報：大阪は地下鉄網が発達しているので、キタと呼ばれる梅田中心のエリアとミナミと呼ばれるなんば中心のエリアを自在に行き来することができます。加えて、大阪は海に面した街でもあり水上バスなどの手段も発達しています。大阪に来たなら、ゆったりと水上の旅を楽しむのもおすすめです。
大阪の定番観光スポット
天神橋筋商店街
天神橋筋商店街は、日本で一番長い商店街として有名です。その総延長はなんと2.6kmにもわたります。商店街の中には大阪グルメが食べ歩きできる店や、居酒屋、お土産にぴったりの雑貨屋など、観光客でも楽しめるお店が多数並んでいます。天神橋1丁目から7丁目まで貫く長い商店街は、通り抜けるだけでもちょっとした運動になりそうです。たこ焼き、たい焼き、コロッケなど、持ち帰りグルメも格安で、1,000円あれば十分楽しめますよ。
・アクセス：地下鉄谷町線・堺筋線南森町駅、またはJR東西線大阪天満宮駅下車すぐ。
中之島
大阪市北区にある中之島は、キタやミナミの喧騒から離れた、大人の観光にぴったりのエリアです。海沿いのこのエリアには大正期や明治期の趣ある洋館がいくつも残され、美術館やバラ園の鑑賞、さらには船に乗って大阪クルーズも可能です。「水の都」としての大阪を満喫するには、やっぱり観光クルーズがいちばん。船の上から見る大阪城や中之島公会堂は、いつもと違った顔を私たちに見せてくれます。川沿いは桜並木になっているので、桜の時期には船上でお花見というのも魅力的ですね。
・アクセス：（中之島公会堂）地下鉄御堂筋線淀屋橋駅より徒歩5分。
大阪天満宮
大阪天満宮では、学問の神様とされる菅原道真が祭られています。大阪の人々に古くから愛された天満宮で、受験シーズンに多くの学生が合格祈願に訪れるのが風物詩となっています。境内の星合橋を渡ったところにある「星合茶寮」でいただきたいのが「すべらんうどん」。麺の中央に切れ込みを入れて、箸に引っ掛かりやすく滑り落ちないようになっています。受験に滑らないためのゲン担ぎとして受験生に大人気。言葉遊びが大阪らしい一品となっています。持ち帰り用もあるのでお土産にいかがでしょうか。
・アクセス：地下鉄谷町線・堺筋線「南森町駅」、JR東西線「大阪天満宮駅」から徒歩3分。
梅田スカイビル 空中庭園展望台
梅田スカイビルは大阪の新たなランドマークです。凱旋門のような形をしていて、キタエリアでも特別な存在感を放っています。空中庭園展望台は地上173mの高さにありながら屋外に出ることができ、世界的にも珍しい体験ができるため、日本人だけでなく外国人にも人気の観光スポットとなっています。2008年には、英国有名誌が選ぶ「世界の建築トップ20」にも日本で唯一ランクイン。これをきっかけに人気が一層増しました。展望台からの眺めはもちろんですが、真下から見上げた景色も圧巻です。
・アクセス：JR大阪駅から地下道を通りすぐ。
道頓堀
大阪らしい景色といえばまず想像するのが道頓堀商店街でしょう。道頓堀川に沿って、グリコやかに道楽の大看板やくいだおれ人形などのランドマークが立ち並びます。道頓堀に来たならなんと言っても満喫したいのが大阪グルメ。たこ焼き、お好み焼き、串カツなどの名店が集まっているので、選択肢の多さには迷ってしまうほど。行きたいお店はあらかじめ目星をつけておきましょう。カラオケやショッピングなど、エンタメ施設も整っているため、地元の若者で常ににぎわっています。
・アクセス：地下鉄御堂筋線・四つ橋線・千日前線「なんば駅」14番出口からすぐ。
なんばパークス
大阪の穴場的観光スポットといえばこちら。なんば駅の南側にある複合商業施設です。地上10階建てで、屋上部分には「パークスガーデン」という名前の屋上庭園があり、大阪市民の憩いの場となっています。キャナルシティ博多や六本木ヒルズを手がけた気鋭の建築家ジョン・ジャーディによる独創的な建築も見どころです。屋上には季節に応じたレストランがオープンしていて、夏にはビアガーデン、春から秋にかけてはバーベキューを楽しむことができます。手ぶらで出かけられるのも魅力ですね。
アメリカ村
大阪の流行発信地といえばここ。話題のファッションやグルメなどが生まれる場所で、「アメ村」という愛称で地元の人からも親しまれています。アメリカ村の発祥は1970年ごろに、1つのカフェ「LOOP」が出店したのがきっかけとされています。スタイリッシュなこのカフェの周辺にクリエイターやデザイナーが手掛けるショップが集まり、いつしか大阪のおしゃれ好きな人が集まる場所へと進化を遂げたのです。現在ではタワーレコードや大型商業施設もアメリカ村に出店し、若者文化発信の地として全国的にも知名度が高まっています。
黒門市場
大阪を代表する大市場で、「大阪の台所」とも呼ばれます。海鮮や精肉、野菜、果物など何でも手に入り、以前は業者やプロ向けの市場というイメージが強かった黒門市場ですが、現在は観光客向けに広く門戸が開かれています。大阪港から仕入れた新鮮な海鮮をその場で食べられるよう、イートインスペースが用意されたお店が大半。気になる魚を見つけたらお刺身、天ぷら、海鮮丼など、その場で調理してもらいましょう。外国人観光客が多いのも特徴で、食べ歩きする観光客でいつも賑わっています。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
ユニバーサルが手掛けた映画の世界観を体験できるテーマパークとして、世界3番目にオープンしたのがユニバーサル・スタジオ・ジャパンです。2017年には日本のテーマパーク入場者ランキングで1位に輝くなど、常に新しい仕掛けがもりだくさんのエキサイティングなテーマパークです。一番の人気アトラクションは「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」。映画ハリー・ポッターの世界観を体験できるライドアトラクションです。エリア内には世界観が完璧に再現されていて、写真撮影やショッピングだけでも十分満喫できてしまいます。ライドの待ち時間を短縮したい場合は「ユニバーサル・エクスプレス・パス」も臨機応変に活用しましょう。
・アクセス：JRゆめ咲線ユニバーサルシティ駅下車すぐ。
海遊館
大阪市内では唯一の大型水族館です。ジンベエザメが名物で、休日は家族連れでとても賑わいます。イルカ、アシカ、ペンギン、サメ、マンボウなど定番の生き物が揃っていて、すべて見て回るにはそれなりの体力が必要となるボリューム感です。中央の巨大水槽がとにかく大きく、ジンベエザメが悠然と泳ぐ姿をバックに記念撮影すれば雰囲気満点。動物によるショーなどはなく、派手さがない分落ち着いて滞在することのできる水族館といえるでしょう。
・アクセス：大阪メトロ 中央線「大阪港駅」1番出口より徒歩約５分。
新世界（通天閣）
新世界は大阪の浪速区にあり、下町情緒あふれるどこか懐かしい街です。連なるネオン街にはたこ焼きやお好み焼き、串カツなど大阪名物の飲食店が並び、ランドマークとして通天閣がそびえ立っています。なにわのエッフェル塔とも呼ばれ、レトロでかわいらしい形のタワーの高さはちょうど100m。展望台からは大阪の街を一望できるため、大阪旅行のハイライトとして訪れたい場所でもあります。
・アクセス：大阪市営地下鉄堺筋線「恵美須町駅」3番出口より徒歩4分。
大阪城
大阪の観光地として根強い人気を誇るのが大阪城です。安土桃山時代に豊臣秀吉によってつくられ、秀吉の趣味を反映した力強いデザインや豪華な装飾が特徴です。秀吉の最盛期に作られたため、「太閤さんのお城」と呼ばれることもあります。現在の大阪城は再現されたものになりますが、天守閣や石垣の精緻さは当時の姿を緻密に再現したものとなっており、見ごたえも抜群です。1時間ほどで観光できるので、ぜひ観光コースに組み込んでみてください。
大阪鶴橋市場
鶴橋は大阪のコリアンタウンとして知られています。大阪鶴橋市場は6つの市場や商店街からなる一大市場で、800もの店舗が軒を連ねます。販売されているものも韓国にゆかりのあるものが中心。焼肉、キムチなどの韓国食料品店や、韓国の民族衣装、生活用品、精肉、鮮魚など、他の市場とはひと味違ったユニークな品揃えが魅力です。観光客にも開かれた市場なので、気軽に立ち寄ることも可能です。韓国の屋台料理がテイクアウトできるお店もあるので、市場内で食べ歩きを楽しむのもいいですね。
・アクセス：JR大阪環状線・近鉄大阪線・地下鉄千日前線「鶴橋駅」より徒歩すぐ。
天王寺動物園
大正4年に開業し、日本で3番目に歴史のある動物園です。2015年には開園100周年を迎え、園内には200種もの動物が展示されています。それぞれの動物の生息地に合わせた環境をできる限り再現し、動物たちのリアルな暮らしを展示する「生態的展示」で人気を集めています。夏には、夜に動物園をオープンする「ナイトZOO」を開催しており、普段見ることのできない動物たちの生態を観察することができます。公営のため入園料が安いのも魅力のひとつとなっています。
・アクセス：地下鉄「動物園前駅」1号出口より徒歩5分～10分。
総本山 四天王寺
数ある関西の寺院の中でも特に長い歴史を誇るお寺で、その歴史ははるか昔聖徳太子の時代までさかのぼります。建物や所蔵する宝物のほとんどが重要文化財や国宝に指定されており、歴史好きなら必ず訪れたい場所です。四天王寺は特定の宗派にこだわらない全仏教的なお寺で、「和宗」の総本山であることでも知られています。また、四天王寺はイベントを多く開催しているので、タイミングが合えば四季折々の行事に参加することも可能でしょう。広大な境内は、中を散策するだけなら無料。地元の人にとっても定番のお散歩スポットとなっています。
・アクセス：地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」から徒歩5分。
地元民も知らない！大阪の穴場観光スポット
万博記念公園
万博記念公園は、1970年に開催された日本万博博覧会の跡地につくられた広大な公園です。岡本太郎による「太陽の塔」はその印象的な姿から話題をさらいましたが、今でも現物が残されています。2018年には、ずっと非公開になっていた太陽の塔内部の公開が始まったことでも再度話題となりました。現在の万博公園はバーベキュー場、スワンボート、足湯など家族で楽しめるアクティビティが整備され、お子様向けの遊具もいくつも設置されているので、ファミリーが休日を過ごす場所として利用されています。ちょっと時間ができたら万博公園で散歩という過ごし方もいかがでしょうか。
・アクセス：大阪モノレール「万博記念公園駅」「公園東口駅」すぐ。
箕面大滝
「天下の名瀑」として知られる箕面大滝は、「日本の滝百選」に選ばれたことでも有名です。落差は33mもあり、水が強い勢いで流れ落ちるさまは圧巻です。大阪の紅葉の名所として秋には非常に多くの人が詰めかけ、混雑必至。その分、燃え立つような真っ赤に染まった紅葉と滝のコントラストは他に比べようのない美しさです。周辺の自然も含めて素晴らしい景色で、どの季節に来ても違った自然の魅力を感じられます。積雪時の雪化粧の滝は条件が整わないと見られないため、もし出会うことができたらとてもラッキーです。カメラを持って出かけましょう。
・アクセス：阪急箕面線「箕面駅」下車、公園入口まで徒歩5分。
司馬遼太郎記念館
司馬遼太郎の小説に触れながら、その時代背景についても学べる施設です。オリジナルグッズの販売や、立派な庭園に面したカフェなど、館内施設も充実しています。司馬遼太郎はご存知の方が多いと思いますが、日本を代表する歴史小説の大家です。「燃えよ剣」「功名が辻」などの代表作で知られています。展示品でとくに人気なのが「竜馬がゆく」の取材ノート。彼が膨大な取材を重ね作品に向かっていったことがうかがえます。記念館は司馬遼太郎の自宅に隣接して建てられているので、生前の自宅をのぞき見ることもできますよ。
ハーベストの丘
甲子園球場の8倍の面積を誇る体験型農業公園。施設内では野菜の収穫体験はもちろん、カピバラ、ヤギ、ヒツジなどの動物と触れ合い体験やエサやり体験ができるだけでなく、ウシの乳しぼり体験までできます。アスレチックやバギーなどの子ども向けアトラクションが充実しているので、楽しみながら食育もできる人気の施設となっています。夏には水浴びコーナーもあるので、濡れても良い服や水着を持って遊びに行きましょう。
・アクセス：阪和自動車道｢堺IC」を出て最初の交差点を左折し約7km、泉北2号線（府道61号線）を南へ15分。
HEP FIVE
梅田の中心にある複合商業施設です。大きな観覧車と真っ赤な外装が印象的。大観覧車は直径75mもあり、上部に食い込むように配置されています。商業ビル7階にゴンドラ乗り場があり、天気の良い日は大阪市内だけでなく、明石海峡まで一望することができます。アクセスが良いことに加えて、ショッピングフロアは手ごろなファッションアイテムがまんべんなく揃うため、地元の女性にも人気の商業ビルとなっています。
・アクセス：「大阪梅田駅」より徒歩約3分。
大阪旅行を準備しましょう
大阪にはたくさんの見どころがあります。大阪観光を満喫できるように、しっかり事前準備を整えましょう！
・大阪行きの航空券
・ハイシーズン
大阪は桜や紅葉の名所が多いため、春や秋は観光客が比較的多くなります。
・オフシーズン
年間通して観光が可能なため、特にオフシーズンはありません。夏や冬でも花火大会やイルミネーションなどの楽しみがあります。
・予算：大阪はホテルの選択肢が豊富で、高級ホテルからゲストハウスまで予算に合わせた宿選びが可能です。たこ焼きや串カツなど名物料理もリーズナブルにいただくことができます。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどのテーマパークに行くとぐっと予算が上がるので、しっかり準備して旅を楽しみましょう。
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